健康づくり講座ーフレイル予防編ー
2月10日(土)に、西中田地域包括支援センターにご協力いただき、福島県立医科大学保健科学部理学療法学科の遠藤康裕先生をお招きして自治会企画の「健康づくり講座ーフレイル予防編ー」を開催しました。
この講座は居住者の皆さんに「元気UP」していただくこと、そして「フレイル予防」をしていただくことを目的としています。
フレイルとは
フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間の段階を指します。
厚生労働省ホームページより引用
年齢を重ねていくと、心身や社会性などの面でダメージを受けたときに回復できる力が低下し、これによって健康に過ごせていた状態から、生活を送るために支援を受けなければならない要介護状態に変化していきます。
様々な測定をしました
当日ご参加いただいた皆さんには講話のあと、より詳しくご自分の心身の状態を知っていただくため、参加者全員が血圧や体組成、握力、嚥下機能の測定をしました。血圧は測定する機会もあると思いますが、体組成や握力などはなかなか知ることがないので良い機会になったと思います。
機器を使った測定の他にアンケート記入や歩く速度や歩幅の測定もありました。順番を待つ間のお喋りにも花が咲き、流れるビデオを観ながら体を動かしたりと、和気あいあいと和やかな雰囲気で進めることが出来ました。
嚥下機能測定
遠藤先生のご家族も測定のお手伝い
遠藤先生からのコメント
最後に先生から「測定結果を見ると平均より高い項目が多く、全体的に元気な自治会だと感じました。このような会に参加される方は心身機能が高い傾向にあるので、自治会役員にはこれからも様々な集いを企画していただき、住民が積極的に参加することで、ますます元気な自治会でいられると思います。」とのコメントをいただきました。
参加者からの声
参加なさった方からは「後日測定とアンケート結果を基にした各自へのアドバイスが届けられるとのことでちょっと楽しみ…。ただ講話を聴くだけでなく自分の身体のことを知り、アドバイスが貰える体験型の催しに参加できて良かった。是非また参加したい」といった感想も聞かれました。
フレイルの基準 5項目
1.意図しない体重の減少
2.疲れやすく、週に三~四日以上何をするのも面倒だと感じる
3.歩行速度の低下
4.握力の低下
5.身体活動量の低下
1つでも気になる項目があった方は、次回のご参加をお待ちしています。